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YUUTSU

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なにはともあれ、もう春なのさ。 桜は何をそんなに焦ってといわんばかりにもう葉桜に変わりはじめてしまった。 ひらひら舞う花びらのように軽やかに、穏やかにいたいのに、一年のうちで春がいちばん心をかき乱すのはなぜだろう。はりつめたピアノ線みたいに…

春分

不幸自慢じゃなくしあわせ自慢ができる人になっていきたいなあと思った。 かなしいだのつらいだのはいくらいっても終わりがないから。 それでもやっぱり時々は弱音をはいてしまうんだろうけど、そういうときは少しでも早く次のたのしみを見つけていきたい。 …

自分用メモ

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無人島に持っていく曲をひとつだけ選ぶのなら、つっこさんの『箱舟』にします。可愛くて切ない歌詞とメロディーがとてもよく合ってる。好き過ぎる。 天野月子『箱舟』 声を潜めてあなたといる暮らし 正しい時刻を打つ柱時計の鐘 私の焼いた白いパンとミルク …

わがまま

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共感だけじゃ物足りないこと。「そうだね」って優しく頷いてくれるだけじゃ、ときには、物足りなくて、悲しくなってしまうことがある。たとえば、心の中が、ぐちゃぐちゃになってなっていても、感情表現がうまくいかないわたしは普通にしか話せないから、そ…

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そう、死ぬことは、怖くない。怖いのは大好きな人にもう二度と触れられなくなること。だから今日もわたしはあなたの隣に座って、あなたの肩に寄っかかり、大好きな温度を確かめる。あなたとわたしの、証拠、を確認する。いつか、その時がくるまで。

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かなしくて、くやしくて、ひとりでいっぱい泣いて泣いて泣いて、それでも一緒にいたいから、笑う。